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【取材記事】子供靴から持続可能な社会を目指す 〜子供靴のサブスクサービス「Kutoon」〜

合同会社SlowFast

「すぐに成長してしまうから好きな靴を買えない…」「サイズアウトした靴を捨ててしまうのはもったいない…」そんな子供の靴に関する悩みを解決する、子供靴のサブスクサービスKutoon」、靴のクリーニングサービスKutoon Wash 」を展開する合同会社SlowFast。
今回は代表社員の谷口さんにお話を伺いました。

お話を伺った方

合同会社SlowFast 代表社員 谷口 昌優(たにぐち まさひろ)様
1987年生まれ、愛知県出身。
成蹊大学卒業後、2011年4月に日本通運株式会社に入社。
在宅勤務がきっかけで、子供が息子がいつも同じ靴を履いていることに気づく。
子供も大人のように靴を自由に選べる環境を作ると同時に、安易な靴の廃棄処分を無くすことで子供靴の文化を変えたいという想いから、2021年9月に子供靴レンタルのサブスクリプションサービスKutoonをリリース。

■息子が毎日同じ靴を履いている。在宅ワークで気づいた子供靴の課題

mySDG編集部:創業の経緯について教えて下さい。

谷口さん:2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅ワークが始まり、息子(当時2歳)と出かける機会が増えました。玄関先で息子に靴を履かせる際に、彼が毎日同じ靴を履いていることにふと気づいたんです。そもそも息子の場合は靴を一足しか持っていない——。これはうちだけなのかもしれないと思い、知り合いにも聞いてみたんです。すると知り合いの家庭のほとんどが、わが家と全く同じ状態だったんです。「すぐに大きくなっちゃうから仕方ないよね」と、特に課題とすら感じていないようでした。ただ僕としては、大人のようにその日に履く靴を自由に選べる体験が子どもにもできたら、世の中全体として変わるきっかけになるかもしれないと思い、子供靴のサブスクサービス「Kutoon」を立ち上げました。
クリーニングサービス「Kutoon Wash」に関しては、Kutoonの立ち上げ準備に、サブスク用の靴をクリーニングする機会が多く、スキルが身についたことから立ち上げを決めました。

mySDG編集部:2020年に事業のアイデアを発案されて、2021年には起業に至ってますよね。かなりのスピード感ですが、これまで起業のご経験はあったのでしょうか?

谷口さん:まったくないです(笑)。なので、半年間ぐらいはニーズの有無を知るために、まずは100足ぐらいの子供靴を集めて、知り合いに「こういうサービスを始めたいから、ちょっと使ってみて」とお願いして使ってもらいました。すると知り合いから「友だちがやってみたいって言ってる」ということで、知り合いからさらにその知り合いへと徐々に広まっていった感じでしょうか。「このあとも使いたいか?」「いくらだったら使いたいか?」といったことも色々ヒアリングさせてもらって、この感じだったらいけるかなという手応えもあったので、思い切ってサービスを始めたというところです。

■寄付された靴100%での運営を目指す

mySDG編集部:今回mySDGで取り上げさせていただいリリースでは、子供靴の寄付ボックス設置を始めたとのことですが、サブスクで貸し出す靴は全て寄付されたものなのでしょうか?

谷口さん:それが理想なのですが、今はまだ追いついていない状況です。寄付でいただいた靴はまだ200足ほどで、寄付の割合は全体の10分の1くらいです。
現状、多くの家庭がサイズアウトした靴を自宅で処分しています。子供の成長スピードによっては、状態がきれいなまま履けなくなって処分されることも多いです。これはもったいないなと感じていて、その靴を寄付とサブスクという形で次の子どもたちに渡す役割を担えたらと思っています。

mySDG編集部:まさに、「持続可能」ですね。お話を聞いていると、SDGsのゴール達成にすごく沿っているなと思います。

谷口さん:そうですね。ですが、SDGsや慈善活動は無理やり意識して取り組むのは楽しくないなと思っています。Kutoonを利用したら、「自然にSDGsに貢献できていた!」というサイクルができればいいなと思っています。

mySDG編集部:素敵です。今は寄付の割合が10分の1ほどとのことでしたが、残りはどのように調達されているのでしょうか?

谷口さん:中古品を買い取ったり、取組に賛同いただいたメーカーさんから提供いただいています。

■「汚れを気にせず遊んでいいよ!」 親にとってもストレスフリーな「Kutoon」のサービス

mySDG編集部:ちなみにサブスクのサービス利用者は、どれくらいのスパンで靴を交換されるのでしょうか?

谷口さん:早い方だと、1〜2週間に1回くらいです。そういった方は子どもが靴をすぐ汚してしまうので、クリーニング代わりのような用途で利用いただいています。

mySDG編集部:そういった利用目的もあるのですね。

谷口さん:そうですね。子どもの場合、雨が降ったら水たまりに入りたがったりするんですけど、親としては靴が濡れるからやめてほしい……みたいなところが正直あるんですよね。それがKutoonを利用するようになってから、気にせず遊んでいいよって言えるようになって、気持ちがすごく楽になったという親御さんの声もいただいています。

あとは、サイズアウトを気にして毎回大きめサイズを買ってしまっていたという親御さんが、Kutoonを利用することで常にジャストサイズを履かせられると喜んでくださっています。そのほかにも玄関が狭く置ける靴の数が限られているという理由からKutoonを利用される方や、少数ではありますが、気になる靴を試し履きしたいといったおしゃれ目的の方もいらっしゃいます。

mySDG編集部:ユーザー属性はどのような感じなのでしょうか?

谷口さん:地域は、北海道から沖縄までさまざまです。靴は、20cmまでのサイズを用意しているのですが3歳くらいのお子さんの利用が多いですね。普段履きがメインですが、夏はサンダル、冬はブーツの需要があがります。

mySDG編集部:ちなみにクリーニングサービスは、どのような方が利用されているのでしょうか?

谷口さん:6割以上が女性ですね。ネットで受け付けているので、カビてしまった靴など店頭に持っていくのは恥ずかしいという方が利用してくださっているようです。サブスクサービスを知ってくださっている親御さんなどが利用してくださるかと想定していたのですが、全く別のルートで知ってくださる方が多いです。

■子どもたちの「足育」文化を育てていきたい

mySDG編集部:サービスをリリースされてから1年弱、反響はいかがでしょうか?

谷口さん:気に入って長く利用してくださる方がほとんどで、やってよかったなと感じています。月額プランと年間プランを用意しているのですが、年間プランを契約される方が6〜7割です。とはいえ、サービス自体もかなりレアですし、まだまだ認知が足りないので、今後は認知拡大という点も強化していきたいです。あとは子どもの「足育」に取り組める環境づくりも考えています。お子さんの足や靴に意識を向けるきっかけを作れたらと思い、今後は幼稚園や児童館など育児の場で、足のサイズを計測するイベントなどを予定しています。

mySDG編集部:足のサイズをきちんとわかっていない場合もありますもんね。では最後に、今後の展望などお聞かせ下さい。

谷口さん:今は墨田区に1店舗のみで運営していますが、子どもたちが実際に靴を見て・触れて・履けるという体験ができる場をより多く提供していきたいと考えています。靴を体験する価値を届けられたらうれしいですね。

mySDG編集部:「足育」文化は健康にも不可欠ですし、今後の子どもたちの成長にとって必要な要素ですよね。多くの親御さん、お子さんにサービスがますます広がることを期待しております。谷口さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

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